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本日の書

2016年9月15日 5:00

蓮華

蓮華

   

水清くして魚棲まずと言う格言がある。

人間どんな状態であれ、しっかりしたものでなければならぬ。

「書」もしかり。環境に左右されるような「書」はあまり良くない。

どんなに辛くても、混沌たる中でも、書き貫く精神が欲しい。

何故か、この語句を書くと、そんな思いがいつもするする。

老泰

2016年9月10日 5:00

奔虎(ほんこ)

奔虎(ほんこ)

  

「奔馬」を思い出し…

私の造語である。

三島由紀夫の四部作…ボブ・シーガーの「奔馬の如く」などなど。

そんな発想で「書」を書くのもよい。

思いつきや発想で書くのは、日頃の鍛錬からなせる技が理想。

ただの思いつき、発想はつまらぬ…。

老泰

2016年9月7日 5:00

鸞舞蛇驚(らんぶだきょう)

鸞舞蛇驚(らんぶだきょう)

  

鸞は霊長の名。鳳凰に代表される瑞鳥。形は鶏に似て羽毛は五色がまじり、声は美しく天上の音楽に似ているという。鸞凰といえば有徳の君子又は優れた同志の友、傑出した人材の意もある。

鸞が舞う姿を、蛇が驚いて鎌首(かまくび)をもたげた様子。

古来から書道用語として使われている。

(孫過庭・書譜より)

2016年9月1日 5:00

龍鳳

龍鳳

幅2.8×高さ1.4m

第23回泰書展出品

 「書」には大袈裟に言えば、宇宙の世界とミクロの世界があります。宇宙の世界にミクロがあり、ミクロの世界に宇宙があります。
そんな気持ちで書くと、大字に対する気持ちが変わってきます。
 大字は人一倍のエネルギーが必要とされます。それでいて微に入り、細をうがつ神経を使います。ただ大きく書けばいいという訳にはいきません。私は大字をおよそ六十年間書き続けておりますが、今だ完成に到っていません。

2016年8月25日 20:40

大道無門

大道無門

  

「大道無門」(だいどうむもん)

私の好きな言葉である。

意味は

大道には門はない。出入り自由で、一切が門であること。

然し、その門はどの道にも通じている。その門が通る事が出来たなら、天地の間を自在に歩くことができよう。

老泰

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