本日の書

2018年1月31日 3:48

嘉靖主・壽詩(かせいしゅ・じゅし)

嘉靖主・壽詩(かせいしゅ・じゅし)

 

貴殿のこの祝いの日に、福寿を祈る星が北の空にひかる。
金の香炉に香り高い香を薫じ、そのまわりを輝かそう。
気高い山のように千年もすがすがしく、海の如く万年も清らかであれ。
君の為に、この八句の詩を捧げ祝おう。
そして蓬莱山の不老不死の仙人の寿を授からんことを祈る。

 

この詩の作者・嘉靖主は、中国の明代・嘉靖期の主、つまり嘉靖帝のことである。明の第十二代皇帝で、世宗(せいそう)と言う。自身の男児誕生を祝って詠んだ詩と思われる。

 

扇面作品は厄介なもの。「書」で言えば、行書・草書・隷書・篆書では面白く書けるが、楷書となるとその様な訳にはいかない。どんな紙面であった字の形(結構)美を追究しなければ、楷書作品とは言えないであろう。
老泰