本日の書

2024年10月25日 10:00

楷書「繋」

楷書「繋」

「繼」を書く時、妙に「繋」と言う言葉が思い出された。意味としては違うが、これも伝統的なものにとっては重要な語句であろう。人と人を繋ぐ、結び続けて繋げてゆく。伝統を守る為の手段でもある。泰書展が正にそれである。大勢の方が、繋ぎ、継承している。人と人には「縁」も大切な言葉でもある。

2024年10月15日 10:00

楷書「繼」

楷書「繼」

最近、継承と言う言葉をよく耳にする。日本には歴史のある老舗、何百年も続いている会社などがある。世界に類のない国である。然し、最近、それが失われつつある。とても残念である。我が家は二百年も続いている書家の家系である。四代目がもっと確りしていれば続くであろうが、芸術の継承は至難の技である。ただ、自分としては努力し続ける覚悟ではある。どんな形でも「継承」を大切にすべきであろう。