本日の書

2020年3月20日 10:00

久遠(くおん)

久遠(くおん)

日蓮宗大光山善立寺様(第8箇寺目)に納められた作品です。

いよいよ令和3年1月9日(土)~17日(日)にかけまして、
東京上野の森美術館にて柳田泰山書品展が開催されます。

百寺納経のうち七十五箇寺に納められた作品群が展示されます。

2020年3月1日 12:00

巃しょう(山に従)巍峨(ろうしょうぎが)

巃しょう(山に従)巍峨(ろうしょうぎが)

孤高の世界に入り、高みを臨む。

山偏のある字は全て、高い、崇高、究極、天の高み、ハイランダーなどの意味に使われる。

どんな世界においても高みの境地を目指す。

アメリカ大リーグ・ブルージェイズに入団された友人の元巨人軍投手・山口俊選手に寄贈されました。

2019年5月24日 8:33

一期一會(いちごいちえ)

一期一會(いちごいちえ)

 

だれにでもある「一期一會」。しかし、その瞬間は誰もが違う。

自分の中にも「一期一會」がある。

令和元年五月一日も「一期一會」である。

それは総ての日本人が共有した瞬間でもあった。

一瞬一つになった気がする。こんな平和な瞬間は少ないであろう。

老泰

2019年5月20日 20:06

大我(たいが)

大我(たいが)

 

仏語では、真如(あるがままにある状態のこと)の永遠なる自在の働き。

狭い見解や執着から離れた自由自在の悟りの境地。との説明がある。

ただ、この様に「書」として揮毫すると、煩悩の塊となってしまう。
素直にありのままに書く事は難しい。最近、「書」の難しさに直面させられている。

老泰

2018年3月1日 8:59

戢麟潜翼(しゅうりんせんよく)

戢麟潜翼(しゅうりんせんよく)

 

志を抱いて、時節の到来を待つこと。

魚が鱗を休め、鳥が翼を静かに収めていると言う意味。

楷書として「戢」の「弋」の上から下の斜めの線(斜画・しゃかく)が非常に難しい。上手く書けば、かなり美しいものになるが…。楷書書きは一点一画に細心の注意をはらわなければいけない。

老泰