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Youtubeチャンネル「書人柳田泰山」その70

今回は~【大迫力の楷書!!】大きな筆で書かれる迫力満点の大字作品~です。

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Youtubeチャンネル「書人柳田泰山」その69

今回は~【書家の作品づくりに密着】大迫力!!書家が大字で創り出す美しい世界~です。

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Youtubeチャンネル「書人柳田泰山」その68

今回は~【現代の書道界について】流派や他の書道団体のことをどう思ってるの?~です。

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Youtubeチャンネル「書人柳田泰山」その67

今回は~【二千字の旅】書家が二千字の法華経を書いていく動画~です。

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今年をふり返り・・・

今年をふり返り・・・

今年一年も慌ただしい年となりました。ただ、世界を見渡しても、目まぐるしく、慌ただしく、お祭り騒ぎの如く、時が流れてしまっています。この速さには到底ついていけない方々も沢山いたのではないでしょうか。これは人間にとってかなりきついものではあります。どこか破壊に繋がっている様な気が致します。私自身も、無我夢中で時間を貪っている気が致しました。その都度、反省はしているつもりですが、現実がそうはさせない状況になっております。来年の抱負など言えず、令和七年に突入ともなります。

さて、今年の泰斗を一月号から見ますと、在北京日本国大使館訪問記事から始まり、二月上旬には、再度、百寺奉納の打ち合わせで北京へ。三月には中国徽州(安徽省黄山市)へ。そして四月号泰斗誌上学生展、五月号には師範会記事、その頃には、会員諸氏の第三十回泰書展作品制作のピーク。六月号には、青森・弘前市本迹院の奉納式。六月末には泰書展作品締めきり、泰書展の準備佳境となる。八月末から九月上旬は泰書展開催。特に今回は三十回記念のため、中国から沢山のお客様が来場され、慌ただしい開催ともなりました。九月号は奈良・南明寺の奉納式の記事が掲載されております。そして、十一月号には、中宮寺奉納式。十二月号には中国杭州・径山寺の奉納式。そして十一月九日、法隆寺への奉納式と行事が続いております。この一年の抜粋を記してみました。

振り返れば、諸々の事は、私一人の力ではない。スタッフ、会員、関係各位、中国の皆様のお力添えで、成し得た事であります。自分の力はほんの僅かなもの。今年は、皆々様のお陰にて成り立っている事を肝に銘じて感謝の気持ちを述べます。本当にありがとうございました。

(機関誌 泰斗令和六年十二月号 巻頭言より)

今年をふり返り・・・

9月14日

第二十九回泰書展開催にあたり

世間では、コロナの呪縛から解放された如く、活発な動きが出ております。不安を少なからず感じながら、その中での第二十九回泰書展の開催となりました。主催者の一人として、責任を重く感じております。そして、私自身が内心、ホッした事も事実でした。「これだけ出品して頂いた。誇れる内容、書展」と自画自賛もしました。

「啐啄」(そったく)と言う言葉があります。「機を得て学人と師家との両者の心が投合することにたとえる」禅の言葉でありますが、自惚れた言い方をすれば、出品作を見ますとその様な思いが感じられました。特筆すべき事は、書道展の一つの理想と掲げられている「臨書(中国明清以前の所を学ぶ事を臨書という)」それも全臨(その文の全文を書く事。一部を書くのを節臨という)をされた方が多くいたと言う事です。それに合わせ、楷書が全出品の中で七十八%を占めております。一人一人が「書」に真摯に向かっている証でもあります。ただ、楷書だけが書道ではありません。他の書体にも極致の世界があり、それを成し遂げるのにはかなりの叡智が必要となります。

「教える努力」と「教わる努力」のまさに「啐啄」ではないでしょうか。

「書」は技術・精神性が求められます。ただの手本書き写しは初期の段階ではありますが、最終的には自身の芸風を醸し出さなければなりません。今年は、その第一歩です。泰書會創立時の理念が漸く出来上がった感じでもあります。

冒頭に申し上げましたとおり、この様な状況下に於いて、多くの出品者を始め、会員諸氏、関係各位のご理解を賜ったことに心より感謝申し上げ、開催の御挨拶といたします。

(機関誌 泰斗令和五年九月号 巻頭言より)